愛しのローズマリー

グウィネス・パルトロウとジャックブラックによるラブコメ。
美しい女性ばかりを口説き、フラれてばかりの彼が精神科医に『見た目は美しくなくても心がとても美しい女性を、とても美人に見えてしまう』という催眠療法をかけられてしまう。
そして彼は巨漢ではあるが心の美しいローズマリーに恋をしてしまう。
でも彼にはとても美人に見えている。
彼は途中で催眠を解かれ彼女の本当の姿を目撃してしまう・・・。

世間一般では“男は大半が面食いであり、美人が好きである”という考え方が根付いている。
私の考えではそうでもないと言える。
もちろん第一印象ではルックスが良かったり自分の好みの見た目の女性に好感を抱くであろう。
しかし、私の知る限りでは話してみて雰囲気が良かったり、考え方や趣味が似ていると男性からの好感は得られるものなのだ。
私自信、ビジュアルは『そーでもないクラス』だが、仲良くしてくれる男性や好感を持ってくれる男性はいる。

男性はあまり自分を理解していない人が多い。
特にこと恋愛においては女心を理解していないどころか、自分の異性の好みさえ正確にわかっていない人をよく見かける。
実際自分で「I’m 面食い」宣言している人でさえ話してみると、好きなタイプの内面性に結構注目しているものだ。
ちなみに本能的にも男性は視覚からの情報をたよりに物事を判断することが多いと言われている。
これは狩猟本能からくるものだろう。確かに女性でも外見は重要な情報で少なからず相手に対する印象に影響するものだ。
しかし人間には心があり、最初の印象を長くキープすることは意外にない。
それはやはり恋愛とは目でするものではなく心でするものだから。
もしルックスが好みで付き合ったとしてもそれだけで幸せにはなれないだろう。
まさに美人は三日で飽きる。
そこからは人間としての魅力を感じられるかどうかが大きく影響するように思える。
そして相手の温かさや弱さを知った時に恋に落ちる。
自分の外見を磨く事はとてもいいことだが、いろんなことを経験し、相手の気持ちや人の痛みを理解する心を持ち人格に厚みを持たせることが恋愛の質にも影響するように思う。