花のないバラ屋
テレビ(ときどき映画たまにお芝居)斜め読み By 高橋晶

「薔薇のない花屋」。タイトルからしてもう…。
もちろん見てないけど、娘の情報では、前半はけっこう面白がられていたらしい。
でもまあ、そろそろ皆、嫌気がさしている頃でしょう。

いや、けっこうまだだまされてるか?
いや、そんなことはないか。
いくら慎吾のファンだって、あれじゃ…。

ホント、毎回言うけど、役者が皆、バカに見える。誰も彼も。
野島伸司、何を見ての3年間の沈黙。ひとつも進歩がない。

まあ、今回はキャストも新味もなく、粒もなく。
その分、セットにお金かけたってことか。
再放送やってますね。
よほど視聴率取れないのか。けど、かえって逆効果。
ダメ押しという感じ。
ヒマがあると、チラッと変えてみたりするけど、すぐに苦いものが口中にこみ上げてくる。何んすか、あれは。堕ちた月9。
まあ、最初から昇ってないけど。

しかしなー。慎吾、でくのぼう発覚。ドクの悪夢がよみがえる。なんだろ、あの気の抜けたしゃべりは。しかも眠ってるみたいな演技。
誰がさせるのでしょう。やはり脚本が、でしょうか。
それほどのもんなのでしょうか、書き手って。傲慢にもほどがある。言葉に対しても、人に対しても。

なんだっけ、最初からストーリー不透明。秘密裡のあらすじ。プランがないならないって言えば可愛げもあるのに。
でもって、竹内結子はぎゃあぎゃあ泣くし、子役は妙にきれいにツーツー泣くし、松田翔太までシクシク泣いて、ときどき心臓を逆なでするような小ゼリフは相変わらずだし。いいと思って、あの言い回し?不味いだけの毒。さんざんもったいぶったあげく、軽い脅かし散らばす程度で、大した展開もなく、そして、最終回は、また誰かが死ぬか、殺すか、救いようのない結末が待っていて、もう身も世もなくヤケクソみたいに、皆ピーピー泣いて、視聴者どこにも相乗りできず、置いてけぼりで終わるのでしょう。

ただ終わらすのが狙い?じゃ、11回もいらないよね。

野島伸司、正気でやってるつもりなら、完全に勘違いしている。野のつく人のマネしてるつもりか。
いや、あれほど自分を追い込んでるとも思えない。中途半端。
そういうふうにさせている制作側にも問題がある。
くれぐれも役者の皆さん、出ないほうがいいです。
本当にバカに見えるから。