u子の山陰便り 和牛博開催直前速報

 島根半島はめがねをかけていったい何をみているのだろうとよく思います。
めがねのレンズの左側は宍道湖、右側は中海、レンズを繋いでいるのは、大橋川です。
昼間羽田から米子空港まで飛ぶと、晴れた日はこの二つの湖を上空から見ることができます。
 この右レンズの中海のほとり(崎津)で、全国和牛共進会=和牛博が明日11日から14日まで開催されます。
http://www.torizenkyo.com/>和牛博覧会の詳細はこちらからどうぞ。

 この和牛博は全国から和牛生産の関係者が集まり、肉牛のコンテストを行います。
審査は種牛の部、生後15〜23か月齢未満の若い雄牛の部、17〜20か月齢未満の若い雌牛の部などの1頭ずつの審査や4頭のグループ審査など7種目に分けられています。
 1966年第一回の全国大会で、鳥取県産の牛「気高号」が優勝し、種雄牛として9000頭以上の子どもを作り、現在の全国の和牛の「ご先祖様」にあたります。
30年後の今年、全国38県の和牛が集結し米子市と大山町で、その能力を競います。
せっかくの和牛博の開催地ですから、鳥取県産の牛がチャンピオンになるといいなと願っています。
しかしチャンピオンになれば、地元の牛肉はブランドとなり販売価格は高価になってしまうだろうと密かに言われる笑えない話も出ています。

 こうした大きなイベントが米子市をメイン会場に行われることから、20万人の参加者が見込まれ、来県される方々に米子をぜひPRし、リピーターにもなって頂きたいと願って県民の手によるおもてなしが企画されました。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?itemid=109043>県民参画によるもてなし企画の詳細はこちらです。

 友人に誘われ、4月末から実行委員会に参加し、広報のお手伝いをしています。
昨日は訪れるお客様におもてなし内容を知らせるビラの最終チェックと印刷をしました。
ボランティアですから、時間のある人が交代しながら慌しい作業です。

 4日間の催しものは、特設ステージでゴスペルやバンドの演奏、会場のストリートでは大道芸や伝統衣装を着た“よいとまけ”の行列行進や皆生温泉芸者衆の練り歩きます。
特設ブースでは牛に因んで、子供たちが絵を描いたり、牛のブローチを作ったりするコーナーなどが準備されています。
子どもの手で一服のお茶を点てるお茶席もあります。
また記念になるように、絵手紙の書き方教室が設けられ、完成したら投函できる準備もしています。
会場に流れる「おもてなし音頭」は実行委員会のメンバーで作詞作曲され、小学生たちが熱心に練習し収録を行われました。
振り付けもされました。

 この和牛博に関るボランティアが募集され、1100人以上の人々が会場の警備や案内、清掃はじめ、ハンディのある方への付き添い等楽しく安全に楽しめるための下支えします。
 和牛博は牛を眺めるだけではなく、バーベキュー、山陰のワイン、地酒、地ビール、果物、牛乳やアイスクリーム、カニやイカをはじめ、長いものお好み焼き、さざえのつぼやき、おいしい水が味わえます。
最後に和菓子を堪能でき、仕上げに抹茶もいただけます。

 要はふだん目にすることがない300頭以上の牛舎を見てまわり、美味しいものを食べ、楽しい催し物に参加して気候のいい秋の日をめいっぱい楽しむことができるということ。

 http://www.alife-net.com>山陰フルコースにご参加のだんごや萌音さんと北条ワインさんもこのイベントに参加されます。
今年の新米で作るもうもうミルク大福や心配された日照不足もしのぎ今年のワインの出来上がりが期待できる北条ワインなどとても楽しみなことです。

 米子の町は和牛博のとりもー(大会キャラクター)宣伝幕や旗がたてられ、皆生、三朝、はわい、東郷温泉には全国から関係者が宿泊され“もうもう”ムード一杯です。
昨日鳥取・島根の牛さんは出陣式後、会場入りしています。
米子の中心部から車で20分くらいの会場ですが、町中には「モー大変!」という声が響いています。

 宍道湖も中海も秋の日差しを浴びてキラキラと輝き、めがねの視界は良好です。

 米子に来てごしない(来てください)(^o^)